日能研で自走した上の子③
こんにちは
「日能研で自走した上の子①と②」の続きです。
自分で考えたテスト戦略
上の子は算数に関して自ら考えた戦略でテストに臨んでいたことを最近になって知りました。
その戦略は、
1.共通問題優先で確実に加点する
2.何度も見直しをして凡ミスをなくす
3.難しい問題に囚われない
具体的な方法を示します。
育成テストの場合
①共通問題を解く
時間がかかりそうな問題、わからない問題は飛ばす。
②応用問題を解く
時間がかかりそう問題、わからない問題は飛ばす。
とにかく難しい問題は深く考えずに飛ばして、一周目を終わらせる。
③共通を見直しながら飛ばした問題を解く
④応用を見直す
時間があるようなら飛ばした問題を解く。
⑤最初から最後まで見直す
特に共通を見直す。
⑥解けなかった問題を解いてみる
時間内に解けそうにないと判断したら、解けている共通問題(特に最初の部分)を徹底的に見直す。
公開模試の場合
(大問4までは比較的易しい問題、大問5以降は難しい問題と想定しています)
①大問1〜4を解く
なるべく全部解くようにするが、時間がかかりそうな問題、わからない問題は飛ばす。
②大問5以降を解く
それぞれの大問の
(1)の問題は絶対に解く。
(2)の問題は、なるべく解く。
(3)以降問題は、わかりそうだったら解く。
とにかく難しい問題は深く考えずに飛ばして、一周目を終わらせる。
③大問1〜4を見直しながら飛ばした問題を解く
④大問5以降の問題を見直す
時間に余裕があるようなら飛ばした問題を解く。
⑤最初から最後まで見直す
特に最初の簡単な問題を見直す。
⑥解けなかった問題を解いてみる
時間内に解けてそうにないと判断したら大問1の計算問題を徹底的に見直す。
この方法を6年の後期に確立させたそうです。
ちょうど上の子が伸び始めた時期と一致しています。
その一点をけずりだせ
この話を上の子から聞いた時、私の頭の中にある言葉が思い浮かびました。
『その一秒をけずりだせ』
その一秒ならぬ、一点をけずりだすために、テスト終了の最後の最後まで全力を尽くしていたことに、本当に驚きました。
上の子の戦略が正しい方法なのかは、わかりません。
しかし、上の子が自ら考え、しかも結果を出したことに価値があるのだと思います。
おーじろうにも、この戦略を教えましたが、もちろんできません。
イギリスのことわざ
『馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない』
他人をやる気にさせるのは難しいという意味のイギリスのことわざです。
上の子は自ら水を飲みました。それどころか、放牧していたら勝手に水を飲みに行っていました。
おーじろうは引っ張って水辺まで連れていき、褒めたり、怒ったり、勇気づけたり、プレッシャーをかけたりして、水を飲ませるのに必死です。
自走とは
中学受験において自走とは、受験を成功させる為の手段の一つだと思います。
ただ、それぞれのご家庭が受験勉強に何を求めるかによって重要度が異なるのではないでしょうか。
わが家は上の子が自走で中学受験を成功させました。その上、学習の習慣が身につき、中学入学後も自ら勉強する姿を見ているので、おーじろうも自走を目標にしています。
私たち親は、おーじろうに勉強を促す声かけはしますが、勉強は、ほとんど教えていません。
わからないことは先生に質問することを約束にしています。
そうは言っても、上の子に教えてもらうこともしばしばなので、上の子への依存度を減らしていきたいと考えています。
おーじろうには完全自走は難しいでしょう。
よって、おーじろうは右から親に支えられ、左から上の子に支えられた、いわば補助輪付き自走で、あと一年頑張りたいと思います。
おわり
おーじろうと上の子は、日能研入塾前にZ会の『小学生ハイレベルコース』の算数と国語を受講していました。
Z会に入っていたおかげで、小学校の勉強とは一味違う『中学受験の勉強』にスムースに入っていけました。Z会と日能研の相性は良いと思います。