愛知県最強パワースポットで学力向上祈願?
こんにちは
先日、ある場所を散歩してきました。
三種の神器のひとつ草薙神剣が祀られている
熱田神宮です。
観光地が少ないと言われる名古屋の中でも屈指の有名スポットですが、平日の朝8時ということで人はほとんどいません。
静かな境内を歩くだけで気持ちが落ち着きます。
(↑熱田神宮HPより)
広い境内には本宮のほかに別宮1社、摂社8社、末社19社が祀られています。
日頃の運動不足も解消したかったので、今回はその全てを巡りながら散歩することにしました。
神社はお願いをする場所ではない
詳しくは覚えてはいないのですが、このあいだテレビで『神社はお願いをする場所ではなく感謝をする場所だ』みないなことを言ってました。
だから、今日は神様に「ありがとうございます」を伝えることにしました。
お願いは一切しません。
じっくり巡ると
熱田神宮には何回も来たことはありますが、普段は本宮をお参りして、おみくじを引いて帰るだけ。でも、こうやってじっくり巡ってみると、「こんな場所に社があったんだ」のオンパレード。
このような社や、小さい祠(ほこら)みたいなものまで本当に数沢山。
例えば、この社は
とおすのやしろ
中学受験に縁起が良さそうな名前です。
別の場所には菅原道真公を祀った社もありました。
でも「おーじろうの成績が上がりますように」なんてお願いなんかしません。
ただ「ありがとうございます」と感謝を伝えました。
織田信長ゆかりの○○
熱田神宮には信長塀と呼ばれる塀があります。
この塀は、織田信長が桶狭間の戦いの際、熱田神宮に必勝祈願をしてみごと勝利したお礼として奉納されたそうです。
教科書でしか知らない歴史を感じます。
ちなみに、この塀は兵庫西宮神社の大練塀、京都三十三間堂の太閤塀とともに日本三大土塀のひとつに数えられているそうです。
ついに本宮へ
ひとつひとつの社に感謝を伝えていたので、本宮にたどり着いた頃には9時を過ぎていました。
本宮の前には、かわいい着物姿の七五三の子どもたちもいて、ほのぼのとした雰囲気。
それでも人は疎ら。
本宮の真正面で、一人だけでお参りすることができました。
決して「おーじろうのプチ反抗期がおさまって、自ら進んで勉強ができるようになりますように」なんてお願いなんかしません。
ただ「ありがとうございます」と感謝を伝えました。
愛知県最強パワースポット
実は、今回の一番の目的は
こころの小径を巡ることでした。
こころの小径とは、熱田神宮の最も神聖な場所とされる本宮裏の森の中に入ることができる遊歩道です。
私は最近になって聞くまで、その存在を知りませんでした。
おそらく、名古屋市民でも知らない人の方が多いのではないでしょうか。
写真撮影はNGのようです。
小径に入ると、森の中に迷い込んだかのよう。鳥の鳴き声だけが響き、ここが名古屋市内だということを忘れるくらいです。
小径の途中に点在する社にお参りしながら進むと、本宮の裏側に出てきます。そこで本宮を真裏から拝むことができます。
そして小径の一番奥まった場所にあるのが
一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)
ここが愛知県最強パワースポットのひとつと言われている場所です。
社自体はそんなに大きくはないのですが、守衛さんがいたり、正面には参拝時間以外は入れなくするために金網の扉が付いていたりして、ただごとではない雰囲気が伝わってきます。
そんな最強パワースポットの神様にも「ありがとうございます」と感謝を伝えました。
神に誓っても「おーじろうが志望校に合格できますように」なんてお願いなんかしていません。
何十回もお参りすることで心境の変化が
はじめのうちはニ礼ニ拍手一礼を他人に見られるのが恥ずかしくてコソコソやっていたものが、最後の方には大きい動作で、拍手もバチンと大きな音を出せるようになっていました。
そして、何度も何度も「ありがとうございます」を繰り返しているうちに、自然とこんな気持ちが湧き上がってきました。
『ありがたいなぁ』
水曜どうでしょうで四国八十八ヶ所を巡った大泉洋の心境がわかった気がします。
ぜひ、みなさんも熱田神宮に感謝を伝えに行ってみてはいかがでしょうか。